お香がこの世にあってよかった。仕事の息つぎは、お香とお茶。香りと煙りと、湯気が立ち上り、空間に漂うことで心が鎮まります。スエーデンの『 MURO SCENTS 』は仙台でも購入できるので使い続けているお香のひとつ。自然材料のみでつくられているそうです。
いつも選ぶのは〝パチュリ〟という名のもの。パチュリは、熱帯性のシソ科のハーブ。漢方ではカッコウ(霍香)といいます。古くから衣服の香りづけや、虫除け、薬草としては風邪や頭痛などに用いられてきました。日本でも毒ヘビにかまれた傷の解毒薬に使用していたそうです。
精油は、収穫後、乾燥され熟成を経ていくうちに主要な香り成分が生成される葉から、水蒸気蒸留法で得られます。その後、さらに数ヶ月熟成されるというめずらしい製法。アロマテラピーでは抗炎症作用などがあり肌の手当てに使用します。パチュリ精油のエネルギーは「現実にフォーカスする」、つまり大地に根ざすベースチャクラの手助けになる香りです。土を思わせるスモーキーな香りと精油の赤茶色をみれば、誰もが納得のエネルギーではないでしょうか。
イヴ・サンローランのオピウム〈Opium〉をはじめ、多くの香水に使用されている香料です。
そんなパチュリと名づけられたお香、パッケージデザインも美しく気に入っています。
MURO SCENTSは、Parisの小さなお店のようなアロンディスモンで。
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