7年ほど前に心理療法としての催眠療法を学んだのをきっかけに、以来、心理療法の勉強をしています。すぐに取り入れることができる技法は自然療法のカウンセリング時に役立てています。 心が変われば、からだも変わるし。からだが変わると心も変わる。自分の中ですべてはつながっていて、どちらか一方だけ元気でもバランスがよくないものです。自然療法の目的は治癒とともに変容することにもあります。 ハーブや精油を用いて心とからだのケアをすると同時に、精神的、スピリチュアル的な側面とエネルギーのケアとをすべて重ねて、自分のほんとうの生き方に戻ることを目指します。
それは、 植物の力だけでもそれはきっとできるとも思います。でも、私の場合は、見えるものは、見えるもの、わかるものへの手当てに使いたい。見えないもの、わからないものは同じようなそのようなものを使いたいたい。 そう考えたとき、いつからか、いろいろなセラピーを学び取り入れるようになりました。 もちろん、解剖生理学、病理学、栄養学、薬理学といった基礎医学も学びました。医療従事者ではないので、不十分なぶん、10数年経った今も日々学び補い続けています。これは、セラピストとして、物質のからだを知るためには必要な最低限の知識であると思っています。 ただ、あとから気づくのですが、からだは「物質」ではない一面も持っていて、そうすると知識が役に立たないこともあるのです。 役に立つのは「感覚」です。
心理療法は知識と感覚の両方を持っていたい分野だと思ったとき、読むことになったのが「ミルトン・エリクソン心理療法 /春秋社」。ミルトン・エリクソン医学博士は現代催眠の父とも呼ばれる精神科医、心理学者です。 エリクソンの考え方や方法を用いる催眠療法をエリクソニアン催眠ともいいますが、私もいろいろ学んだなかからエリクソンの方法が気に入り、臨床の記録がある本など読みあさりました。この本も方法と哲学が詰まっていて、わくわくします。なぜ、わくわくするのかといえば、私自身の成長ためにもなるし、もしかしたら、この私の成長が誰かの役に立つかもしれないと思うと嬉しいのです。
ー失敗から立ちなおる力は、必ずその人に備わっているー エリクソン
自分を苦しめる考えから心の注意をそらす。
心を別の何かに引きつけておくよう手助けする。自分に集中させるように。
私がこの一冊を読んでいちばん気が楽になった教えです。ずっと大事にしています。
『ミルトン・エリクソン心理療法〈レジリエンス〉を育てる』
ダン・ショート、ベティ・アリス、ロキサンナ・エリクソン-クライン著/春秋社
※催眠療法は催眠術や催眠ショーと混同、誤解されてしまうことが多いようです。また、スピリチュアルな観点から過去、前世療法としても知られています。私の場合は、心理療法として取り入れいます。 言葉の力と、絵や写真を使って、思考、感情を調えるようなメソッドです。
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